ラーメンズ「TEXT」

 無駄を削ぎ落とし、作りこまれた脚本と独特の間でおなじみのラーメンズによる、07年3月(於:グローブ座)の公演、「TEXT」の録画中継です。ラーメンズの公演を放送してくれたという点で、NHKにでかしたと言いたい(何様か)(笑)。

 今回の演目はタイトルの通り、「言葉」に焦点を当てた内容になっています。2時間弱全編が言葉遊びで散りばめられており、冒頭から一つずつ見せられているシナリオが、最後に伏線となって生きてくる構成は、実に見事。
 小林賢太郎の持ち味の充分見せてもらえる場面あり、片桐仁のお約束の暴走コーナーwあり笑わせるところはばっちり笑わせ、最後に少し、不思議な余韻も残していく。いかにもラーメンズらしい内容の公演だったかなと思います。いやー満足。楽しかったー!
 あまりネタの詳細について書いてしまうと、「これから録画消化すんですけど」という方に申し訳ないのですが…。

 でもこう、これだけは書く、書かせてくれ。

























  銀 河 鉄 道 ネ タ は 卑 怯 。*1 

 だってただでさえ「銀河鉄道」が大好きなんだもん…。モチーフが「銀河鉄道」だというというだけで自動的に涙目、くらい好きすぎるネタなんだもん…。つか銀河鉄道は弱いから止めてと、あれほど…・゚・(ノД`)・゚・ 見終わった後、「ラーメンズの公演で、泣きたくなるのは何故」、つー妙にいっぱいいっぱいな気分になりました。良い意味で。ものすごく良い意味で。なんか、あれだ。わかりやすく言えば、多分ラーメンズの狙った意図以上に、感動してしまったのだ。不覚にも(苦笑)。
 描かれない「間」に銀河鉄道のニュアンスを勝手に色々当て嵌めて、ものっそい勢いで妄想が膨らんでしまった模様。…ラーメンズめ、私を殺す気か…!!
 でも最後に消えていく役は、やっぱり片桐仁なんだね…。←なんというか、「やっぱり」としか言えないほど、私の脳内ではがっつりイメージが嵌っている。ああ、卑怯だ…。夢に見そうな幕引きの鮮やかさでした。見事。面白い公演をありがとうございました。ラーメンズたまらん。