大学サッカーリーグ、18節。

 西が丘に大学サッカーリーグ、18節を見に行ってまいりました。身内には言わずとも判っていると思いますが、早稲田大学ア式蹴球部目的でw ア式−国士舘大戦です。



 ええ、ア式を見てまいりましたよ。前日までの雨もあり、日中もパラつくかもというような予報でもありましたので、少し不安でしたが。行ってみれば会場は見事な秋晴れ。日差しが差し込んでいる間は暑いくらいでした。選手の皆さんは長袖で暑くなかったのかな…。
 対戦相手は、国士舘大学。先に申し上げておきますと、結果は4-0でア式の快勝。得点は鈴木、渡邉、中川、山口でした。ゲームの詳しい内容は早稲田スポーツさんでも読みに行ってください*1。私が語るより間違いなくて正確ですのでね★

 さて。ア式は前期の対戦で敗れている相手です。現状、優勝への望みを断たない為に、一つとして負けの許されないア式は、今回の試合で大胆な変則・新システムをしいてきました。なんと、2-7-1。

 2バックかよ! まるで千葉のようなシステムをしいてしまうア式が、たまらなく好きですwww
 会場で試合を見ていた時、いつもの3バックではないなということはすぐに判りましたが、特に中盤がどういう感じになっているのかよく判らず*2。後日、レポートで2-7-1だったというのを読んで、「な、なんだってー!」とテンプレな反応をしてしまいましたw ああ、道理で中盤にべらぼうに人数がいるなぁと思ったよ! しかしこれで、塗師の位置取りがふらふらしていて神出鬼没だった理由がよく判った…w ちなみに、こんな感じ?

 ---------千真-------
 ------兵藤--山脩----
 ------塗師--修人----
 --中川--横山--首藤--
 ------金守--山口----
 ---------時久-------

 塗師は修人の横なのか、横山の横なのか、正直私には判りませんでした。多分誰の目にも、ちょっと謎の位置取りだったせいで(苦笑)、ふらふらして見えたからなのか。私の周囲にいたおじ様方には大変不評で、「遅い」「上がらない」と一挙手一投足にめちゃくちゃにダメ出しされていた塗師でしたが、前線に絡んだり守備に戻ったり、要所要所に顔を出していたとは思います。なんていうか一人だけフリーマンというか、「ポジション:ピッチ全般」というかw 広範囲によく頑張った!
 ア式が主導権を握り、終始ポゼッションでも圧倒していた印象の試合でした。点差も、4-0と大差で快勝。このところで主力が戻り4得点の試合が続くなど、変則の新システムも選手の持ち味が出ていい結果を出せたので、チーム全体が乗ってきているのは頼もしいです。
 ただこの日の試合は、国士舘がミスでチャンスを潰してくれていたシーンも多く、ア式としては助かった部分も多くあった。これからは上位陣との対戦が続くので、そうした相手にどこまで通用するかは、やってみないと判らないかなぁという感じです。まあ、駒大や流経大相手に、この人同じシステムは取らないだろう気がしますが!
 ア式にとっては、駒大と流経大の上位陣との対戦が残っていることは、幸い、かな。直接対決を勝てれば、望みがみえるから。まあとにかくそれまでは必死で付いていくのみ。どこが勝つかは判りませんが、これからますます大学リーグも目が離せません。



 そういえば、観戦している場所の近くで、たまたま記録係の方がビデオ撮影をしておりました。応援や野次が一段落付き、つかのまスタジアムに静けさが漂い降りると、その中に淡々と記録の声が後方から聞こえてくる。「4から7、7から8、(相手ボールになるとしばらく沈黙) サイドから13スローして2、2から9」みたいな記録。もちろん数字は番号。ア式のボールの動きだけを追っていたので、ア式としての記録用ビデオなのか、あるいは、今後対戦するチームのスカウティング用のもののかもしれません。
 判りやすい位置からビデオを構えているとはいえ、どんどんポジションを移って行く選手もいるだけに、「よくそんなに正確に淡々と展開を追って行けるなあ」と、感心したものでございます。試合の盛り上がり盛り下がりに関わりなく、淡々と記録に従事する方の声が、妙に私を快く冷静にさせたりしていました。私も、熱く応援するという気持ちとは別に、脳裏に必ずそんな適切な冷静さを残して試合が見れたらいいなと、そんなことを思う仕事ぶりでした。



 ちなみにこの日は、友人と一緒に見に行きました。「山本脩斗が見たい」と行って、付き合ってくれたのです。
 アジア大会に招集された山本脩斗こと山脩は、兵藤と共に2シャドーの位置。トップに近い位置に入った山脩を見るのは初めてで、ああ、こんな選手なんだなぁ、みたいに見ていました。メイン側サイドでのプレイは、西が丘だけに、本当によく見えた。でも試合後に友人に話を聞いてみると、「気付けば千真ばかり見ていた…」と言っていました。そんなもんだよねw

 私もまあ三年生を中心に見たい気持ちで行ったのですが、途中出場してきた主将の金田さんの復帰が密かに嬉しかったりしていました。思いの他、好き好きキャプテンな自分に愕然。(*゚Д゚)ノシ<カネさーん!(笑)*3
 いや三年生も勿論見てましたよ。修人が中盤に君臨していてよかったよ。シュートも見事でした。で、私のア式の感想だけに、いつ兵藤の話が出てくるのかと、待っている方の為に一つ感想を書いておこうw
 上述の通り、メイン側サイドでの攻防は距離が近いので、非常によく見えました。で、兵藤が相手選手に引っ張られ押されしつこくマークされていたかも、よく判りました…(苦笑)。勿論、それがサッカーなので当然のことだし、仕方ないんですけど。
 ただどんなに引っ張られ押され倒されしても、黙々と起き上がって気持ちを切らさずプレイに戻っていた兵藤も、後半最後の方、サイドでボールをキープしていて、唐突で脈絡ない倒され方をした時。しばらく顔面から芝に倒れたまま動かなかったのを見て、「ああ、とうとう忍耐潰えて、呆れちゃったんだな…」と思いました…(苦笑)。倒れた瞬間、本当に、「びたん!」て音が、聞こえた気がしたぜ…。立ち上がった瞬間の、えもいわれぬ微妙極まる表情が、絶妙に正直に感情を物語っているようでした。サッカーは大変だね…。しつこくマークされる選手は、本当に体をはってプレーしてるんだもんね…(´Д`;;)。その後、交代して控室に戻るのも足を引きずって帰っていきましたよ。大したことないといいです。
 あ、そういえば密かに見たかった松本怜は、どうやら怪我らしい…残念…(´Д`;;)。


 また近いうちに、見に行ければと思っています。多分、駒大との直接対決とか、を。うう。考えると、今から胃が痛くなりますけどもね…。私はもう、皆が元気にサッカーをしてくれていれば、もうそれで…。←最近、最後にはいつもこの気持ち!

*1:→【http://www.wasedasports.com/soccer/061030.php

*2:私は本当にそういうことが判らないのです…。お恥ずかしい…

*3:多分この場合、キャプテンというステータスによろめいているwww