「ばんそうこう」の呼び方。

 話題になっている記事から、地域差のある、ばんそうこうの呼び方、の話。
 まず、該当記事はこちら→【http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/20060920ddm013100156000c.html

 うちは父も母も出身が関東。私も小さい頃には何回も引っ越ししましたが、西の方に住んだのはごく小さい頃だったこともあって、基本東京の人間です。で、呼び名は「ばんそうこう」、そのままだなぁ。それ以外の言葉で使うとすれば、「バンドエイド」。ただ、キズバン、カットバンという名称は知っていて、実際聞いたこともあり、言葉として意味は充分通じる。でもリバテープサビオは、聞いたことがなかったので驚いた。リバテープって言われたら、悩みながら両面テープを差し出してしまいそう(苦笑)。そしてサビオに至っては、ばんそうこうの造形を想像する余地も残さない名称…! 何かの拍子に聞いても、意味が判らないでぽかんとしてしまうかもしれない…。地域差ってすごい。
 記事の最後の方、鹿児島では「黒板消し=ラーフル」という話に至っては、目を白黒させる勢いです。これ調査が95年のものでちょっと古いのでアレですが。でもすげー。日本列島長いわー(笑)。じゃあ、あれだ。鹿実とかにサッカー留学とかした生徒さんは、掃除当番とかで「ラーフルきれいにしといて」とか言われて、きっと一度はぽかーんとしちゃうんだ(笑)。←妙に具体的な想像。
 逆にレーコー、フレッシュとかの辺りは、東京で使われていないまでも、もう普通に通じる言葉になっている気もするよね。いやフレッシュはそこまで広まっていないのか? 言葉は生き物だから、電波やネットに乗って、どんどん地域差がなくなっていくんだろうな。というか、一時的なブームはあろうが、方言自体はもうかなり消えてきていると思うしね。土地の言葉がある人は、大事にしてください。絶対、いいよ。味があって。東京の人は、そういう点、ちょっと寂しいくらいだ*1

*1:東京の方言がないわけではないけど、共通語として通じるところも多いし、あまり方言然としたものがないんだよね。東京独特の言い回しで思いつくのは、「結ぶ=ゆわく」とかくらいか。大学で方言学取ろうかと思ったことがあるんだが、希望者が多くて抽選に洩れた人です(笑)。