球団は誰のもの?

 極楽の加藤が番組内で謝罪し号泣、という話。聞いてはいましたが、動画を実際見てみると、本当に文字通りの号泣だった。何度も言葉を詰まらせて、涙を拭っていて。あんまり苦しそうなので、見ているこっちまで苦しくなってしまったよ…。突然に相方がいなくなるわけで、確かに急には気持ちの整理はつかないだろうなぁ。



 で。その極楽・山本問題から、欽ちゃんの球団が解散するという流れになっているそうですけれども。これ、山本さんの行いが球団の遠征先で起こったことだから、球団を解散することにした、ということなのでしょうか。確かに問題が起きたことはよくないし、球団としての管理不行き届き?というようなことはあるだろうとは思ったのですが。それとは別に欽ちゃんの判断?に、ちょっと違和感を覚えたところがある。
 球団は欽ちゃんが呼びかけて?作ったものだけど。それが実際動き出して、運営が始まってからは、球団は欽ちゃんだけのものじゃないんじゃないかなと。だから彼の「解散します」の一言で決められることじゃないのではないかと、思ったのですが…。
 「山本が責められるだけの問題じゃない」という言葉は、確かにそうなのかもしれない。球団として、選手の指導であるとかに対して見直しは必要かとは思うよ。でも「解散」を一人の意思で決められるものなんだろうかと思った。
 この球団は、欽ちゃんがやっているからこそ注目度が高くて、影響力も大きい。だからこそ特に「選手一人の問題では片付けられない」ということなのかもしれないけど。プロ以外での、クラブチーム野球の注目度をあげたし、話題性を高めたチーム。これからもそういう意味での、広告塔的な意味や貢献が見込めるチームだったと思うんだよね。そういう意味で、ただ、一つのチームの解散じゃすまない問題を孕んでいるようにも思える。
 正直よく判らないまま、思ったことを書いているので、全然見当違いな感想なのかもしれませんが*1

 問題をサッカーに置き換えて考えてみた時。もしも、一選手が問題を起こした時。反社会的行為で許されないとしても、そのチームの運営で一番権限のある誰かが「解散します」って言って、解散してしまえるものだろうか。
 「解散します」と言った人は、「応援している人を裏切った」という念から言うのかもしれないけれど、どんなに小さなクラブチームだとしても、そこには複数(というか多数)関わっている人達がいる。応援している人達もいる。スポーツのチームって、立ち上げて動き始めたら、そこにはある種の公共性みたいなものが備わっていくものなのじゃないかと思うんだよね。欽ちゃんの球団にもそれがあったのじゃないのかねと思う。欽ちゃんは責任を感じたからこそ、あの発言になったのだということは良く判る。気持ちは本当に判るコメントだったのだけど、だからこそもっとよく、自分の立ち上げた球団を、スポーツのクラブチームというものがどんなものであるかを、よく考えてみて欲しいなと思う。それで関わってくれている人達と話し合いもして、色んな人から意見も聞いて、解散を決めるにしても、それからでも遅くないのじゃないかなと思ったのでした。
 少なくとも私は嫌だよ。自分の応援している、気にかけているチームが、誰かの一言で解散してしまったら。クラブって、一人だけのものじゃないと思うんだよ。やっぱり。

*1:そうだったらごめんなさい…