週刊ブックレビューを見た。

 そういえばなんとなくネット離れしていますが(そうか?)、元気に生きております。決して、決して先日のナビスコ杯で横浜が大敗したから凹んでいるとか、そんなことはありません。いや色々物思わずにいられる内容ではなかったけど、とりあえず準々決勝進んだからね……。いや、もう何も言うまい…。その辺は、改めて別項を立てる気力があれば、立てるとして。
 とりあえずもっそい勢いで本を読み倒しておりました。感想が全然追いつきませんが、落ち着いて本を読めるのは楽しいですね! 今日もこれから外出ですが、最近その日の体調にも寄りますが、電車の中でも多少なら本が読めるようになったので、1時間半くらい読書時間が確保される予定です。私、本読むのすごい遅いんだけどさ…。



 あ、そうそう。でタイトルの話になりますけれども。先日の「週刊ブックレビュー」をね、久しぶりに見れたんです。文字通り、本を紹介?する番組なんですけど。書評する方が毎回3人出演されて、その方がおすすめを一冊ずつ、紹介するんです。そして、そのコーナーの後は特集として作家さんがゲストとして登場して、作品について、司会者とアシスタントと共に語る、みたいな構成。
 久々に見た回は、児玉清司会の回で、特集は福井晴敏でした。
 番組は毎週一回放送なのですけど。番組のメイン司会は、何人かの方が持ち回りで出演していらっしゃるのです。藤沢周さんとか、児玉清さんとか。司会をされる彼等(書評をされる方3人も)は、毎週の「おすすめの一冊」と「特集」の本をそれぞれ、事前に読まれた上で、番組に臨まれる訳です。そうじゃないと話を掘り下げようにも掘り下げられませんから、当然といえば当然なんですが。
 で、だ。その番組に司会というか、番組アシスタントというような感じで、中江有里さんが出演されているのですが。彼女だけは、毎週必ずレギュラーで出演しているのです。これ、凄いことですよ。だって、毎週必ず、最低限番組で扱う4冊は読んで、番組に臨まれる訳じゃないですか。4冊といっても、簡単な薄い本とか、自分の趣味に合う本ばかりなら、どうだって読めるでしょうが。時には趣味に合わない本もあるかもしれないし、すごい長編であることも珍しくありません。それを毎週、欠かさず4冊読み続けて、彼女は仕事をしているわけですよ。これ、私みたいな人間には、ちょっと凄いことなんです。
 しかも彼女は番組の中で、決してでしゃばり過ぎずに自分の感想や意見を言って、書評の方やゲスト出演される作家さんの言葉を上手く引き出したりしている。特に「特集」のコーナーでは、作家さんとの遣り取りの中で、「特集」の本だけを読んでいるわけじゃない、他の本も読んで来ているから出るだろう感想とか疑問とかを、そっと訊ねたりするので、実は見る度、密かに感心してしまうのです。
 正直女優さんとして、そんなにぱっと印象に残った役を思い出せなかったりするのですが*1、この番組で見るようになってからというもの、彼女の株が密かに上がり続けています。もう徹底した本好きという話は知っていましたが、多分日に一冊くらいのペースで読める人なんだろうな…。書痴といっては失礼でしょうが、本当に本を読むのが好きなんだろなと思います。凄いなぁ。



 ちなみに私は、児玉清さんの司会回が好きです。でしゃばらないし、番組進行の全体が非常に落ち着いているから。←単純に児玉清さんが好きだという点を差し引いても、この人の回が個人的に一番見やすいのです。

*1:私はそういうの、本当に知らない人間なので特別、余計に思い出せないだけかもしれませんが…!