「次は頑張りましょう」

 甲府戦の後、「いい方向にいくように」と松田キャプテンの呼びかけで、30分程の選手ミーティングが行われたとのこと。一人一人が意見を語る内容だった模様で、「腹を割って話した」とは中澤ゆーじ談。
 選手が自主的に緊急ミーティングというと、現場の切羽詰った空気がひしひしと伝わって、それだけ感じるとややもすると不吉なようですが(…)。どんな状況であれ、腹を割って意見を言える場を作ることは悪くないことですよね。特に今はベテランといっていいような選手が主力スタメンを張っている状況だけに、外から見ているベンチ外になっている選手*1が、そこに対して積極的に容喙していくとは思えない。良くも悪くも、意見は主力内だけで終始してしまっているかもしれないわけで。
 あっている間違っている、採用するしないは別にして、意見を出し合うはきっと意味がある。多分、ブレストみたいな作業になったのではないだろうか。また監督が「ミーティングやるよ」と言うのでなく、選手が自主的にというのも、悪くないように思います。この点、見方は色々だと思いますが、今年は選手が「自発的に動いていくチーム」を目指している以上、「話し合いをしよう」とまず動いたことが、大事だという気がする。
 ポジションや一人一人の個性もあって、それぞれ「こうしたい」とか、「こうして欲しい」と望むものが違う以上、積極的な意見交換は絶対必要だ。とにかく今は、どうしても自信を失ってしまいがちな状態なので、このミーティングで意思統一して、一つ貫くべきところを選手内で明確にしてくれていればなと思います。
 明日はナビスコ杯GL第3戦。ドゥトラが肉離れで離脱という中、いやおうなくフレッシュな選手が入って来て、かき回してくれるのではないかと思います。我ながら不思議なのですが、私は今のチーム状況をあまり悲観的に思っていないのです*2。楽観とは正反対な性格をしているのですが、意外にも、今は平静です。……まあ、明日の夜、どうなってるかはわからないけど!
 良くも悪くも、「試合をするのは選手達だから」とばっさり割り切っているんだな。どう焦ってじたばたしても、結局私に出来ることは応援することだけだ。選択肢が一つしかない分、迷いようがないんだね。いっそ人生もそう思えればいいのに(苦笑)。



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「いい方向にいくように」と自ら呼びかけ、選手だけによる約30分間の異例のミーティングを開催。現状に対する意見を1人ずつ語り、意思統一を図った。DF中沢は「一番いい状態で試合に臨めるようにしよう」と訴え

日本代表DF中沢によると「腹を割って話した」そうで全選手が思いを話した。過去のミーティングでは「何もない」と発言しなかった日本代表FW久保も「次がんばろう」と士気を高めた

「昨日の甲府戦は勝負どころ。そこで負けたんだから、やり方を変えないと。おれのやり方を変える」と同監督

*1:大概は若手

*2:いえ、甲府戦がショックでなかったということではありませんが…