都市伝説。
うっかりWikiから都市伝説関連の記事を時間を忘れる勢いで辿りまくってしまい、今、結構びくびくしています。背中が寒いです。怖いよ！ 事実無根だと言われて頭でそう判っていても、やっぱり気味が悪いんだよね。怖ければ読まなければいいんだけど、読んじゃうのが恐怖譚。
既知のものばかりでしたが、何度聞いても(あるいは読んでも)、「ベッドの下の男」とか「ルームメイトの死」とか、怯えるぜ。あと山とかですれ違った親子風の男性と少女が、実は後になって誘拐犯とその被害者だったと知る、系の例のあれ。怖い！ 怖いよ！ 都市伝説っていうか、怪談。怪談だよ。
あ、ちなみに以下に幾つかリンクをはっていますが、当然都市伝説の説明ページです。ものそい怖がりですって人や小さなお子様が知らずに見に行って、私のように時間を忘れて辿ってしまい、挙句びくびく夜を過ごすことのないよう、一応注意しとくぜ！(笑)
ところで都市伝説というと、「オルレアンの噂（ここ参照」が大変有名ですが、私はオルレアンと、その系譜と思しき「ダルマ（ここ参照中国奥地の達者 - Wikipedia）」、「忽然と客の消えるブティック（ここ参照忽然と客の消えるブティック - Wikipedia）」系の話はどうも全然ピンと来ないらしく、「ベッドの下の殺人鬼系(系?)」と比べると、もう驚くほど怖いと思わない*1。
なんでか私には「ベッドの下の殺人鬼」が滅法怖く感じるのよなー。やっぱりストーカーと印象が微妙に被っているからなんだろうな。
どうも「ベッドの下の殺人鬼」については、私の記憶が混乱しているのか、それとも伝播する過程で最初のエピソードから外れたニュアンスを帯びたのか、私の認識はちょっとずれているようなのです。ちなみに「ベッドの下の男」の都市伝説をご存じない方はこちら（ベッドの下の男 - Wikipedia)。
以前、相方と都市伝説についての話をしていた時、「ベッドの下の殺人鬼*2」の話になって、私の記憶している話とのニュアンスの相違(というか認識の違い)が大きくて、驚いたことがある。
都市伝説だけに、私の聞いた時には、そうした勝手な背景が尾びれとしてついたものになっていたのかなとも思うのだけど。私が話を初めて聞いた当時、確か、世に「ストーカー」という言葉が急速に定着し始めた時期だったのではないかと思う。それもあってか、私の周囲で伝わったこの都市伝説では、ベッドの下に身を潜めている男が、単に「潜んでいる」という意味から、ストーカー→それが高じて女性を殺害する為に部屋に潜んでいた、というようなニュアンスの含まれる話となって伝播。ベッドの下に潜む行為の現実性、見知らぬ他人が自宅に潜んでいるそのものの恐怖というよりは、「ストーキング」という行為の果てに部屋に侵入されるという部分に、よりリアルさを感じて怖かったのだろうな。
でも今になってこれらの都市伝説の項を読んで考えてみると、もしかすると、私の聞いた話は「ベッドの下の男」と、「ルームメイトの死」とが人の口を膾炙するうちに、交じり合って一つの話となったものではないだろうか。すごく漠然とした思いつきで、そんなことを思ったりしました。
「ルームメイトの死」というのは、ルームメイトが、殺人鬼によって殺されたのを知らずに翌朝までその場で寝てしまうという話で、詳しくはこちら（ルームメイトの死 - Wikipedia)。
部屋に殺人鬼が知らぬ間に侵入していた、というのが共通項の話で、どちらにも直接「ストーカー」的な意味合いの話ではないのだけれど。
でも普通に考えれば「ルームメイトの死」の殺人鬼は、気付かずに寝た女性に対して、隠れていたということを知らせる行為は必要がない筈で*3、そもそも気付かなかったなら好都合であるところ。それを敢えて、女性が帰宅した時点で自分が隠れていたこと、それを誇示するような行為（『電気をつけなくて命拾いしたね』のメッセージ）には、殺人を楽しむかのような態度をより、それ以上に「気付かれたい」とか「構われたい」という方向の、「たちの悪い粘着性」を強く私は感じます。それがストーカーの粘着性と結びつくのは、案外自然な感じがしたんです*4。
そのストーカーを思わせる、不気味な粘着性が、「ベッドの下の殺人鬼」という物語と、「ルームメイトの死」という話を繋ぎ合わせる媒介になったのではないかと思ったのでした。
全然学術的な考察とか、裏付けとかないまま、感覚だけの文章なので恥ずかしいってより、申し訳ないくらいですけど(苦笑)。でもそうじゃないかな。違うかなー。というかですね。そもそも「ベッドの下の殺人鬼」が、「ストーカー」というものに認識されているのは、私だけなのか？ って話ですよ。単なる私の勘違いなのか?!
とりあえず「私も「ストーカー」的な認識として、その話を聞いたよ」情報募集。別に何するってこともないけど募集(笑)。
どうでもいいけど、一時期ちょっと私的に疑問だった「鮫島事件」の謎がやっと溶けました。すっきり(笑)。
