契約情報、あれこれ。

今日の朝日新聞夕刊、「J1チーム監督の動向」一覧に、
「横浜:岡田武史、不振の雪辱へ、来季は4季目」と掲載されてました。
四年目の雪辱を期す、とかも。まるでもう確定事項であるかのような表記ぶりだなぁ。この時期、外から洩れる僅かな情報(というよりは噂に近いだろう)を小耳に挟んでいるだけの身としては、オフィシャルから正式発表でもない限り、あんまり記事の中で確定的だといわんばかりの書き方はどうか、などと何歩か引いた目で記事を読んだ次第です。
まあチームとしてのオファーは岡田さんに出している訳だし、岡田さん自身の感触も悪くないようです。これまでの色々な記事の印象からも、余程条件等でこじれなければ、これが本決まり、確定路線なんだろうことは、漠然と判ります。何より現場で取材している方々からはそういう見え方をしていて、そういう書き方がごく自然な空気になっているのでしょう。岡田さんに関しては、これから補強の状況などを待って、細かい条件詰めをしていくのかな、と一応の予想をつけたりしています。



そして樋口コーチの山形監督就任へというニュース。樋口さん、今までお疲れさまでした。監督のオファーが来るというのは凄いことですよね。J2にはJ1とは違う大変さが沢山あるのだろうと思いますが、ご活躍を祈っております。山形か…。祐大朗とかどうなるのかなぁ…。



で、気になっているのは、やはり選手の契約更新の話題。先日早くも?、契約更新の第一報が公式から発表されましたね。ブラジル人トリオがそれぞれ1年、日本人では奥・田中裕が複数年契約締結中とのことでしたが、更新を発表。
特筆すべきは?、やはりマグロンでしょうか。こんなに早く契約発表が出て、個人的にはちょっと驚きました。良い意味で、肩透かしを食ったという気持ち(笑)。ドゥトラやグラウの去就とは別に、マグロンはシーズン中に退団の噂も上がっただけに、契約がどうなるのか、恐らくこの時期横浜では、一番去就問題を注目されていた選手の一人だろうと思います。
最初入ったばかりの頃は、なかなかチームに噛み合わず、歯痒いところもありましたが、それももう過去の話。リーグ終盤には、ボール捌きの正確さとタメを作れることで、チームの中でも貴重な存在となってくれていました。来年も残ってくれるという報は、大変嬉しい。監督続投なら、チームの方向性が大きく変わることも少ないでしょうから、公私共に、やっと慣れてきた環境で、ますます生き生きとしたプレーを見せてくれるのではないかと、今から期待が膨らみます。来年も試合を見に行く度、マグロンにボールが渡る毎、そのボールコントロール「 キ モ い ! 」最高の褒め言葉を発させて頂きたいものです(笑)。



あとはまあグラウとドゥトラ、日本のサッカーに慣れた二人が残留とのことで。こちらはわりに予想通りの契約更新となりました。うん、私はそうなるだろうなと、勝手に思っていましたので、そういう感想です。「スーパーな外国籍選手の獲得」と、以前社長が言っていたように思いますが、外国籍選手枠は既に満了。それぞれに1年契約を結んでいるところを見ると、来季はそうした大型選手の獲得はなさそうです。

岡田さんによる長期政権の構想を考えるに、もしかするとフロントはスーパーな助っ人外国選手をより、現有戦力全体の底上げのようなことを考えているのかな。具体的には今いる若手に、勇気をもって出場機会を多く与えることで、それによって経験や技術の部分を伸ばしていこうとかいうような。…判んないから適当言ってますけど(苦笑)。
個人的にはチーム全体がもう少し若返りを図ってもいいかなとは思います。というか、そこを意識的に目指していかないと、二年後三年後が恐ろしい。世代交代期がやって来て気付いても遅いから。今から若手を出来る限り、忍耐強く使っていって頂きたいわけです。ここ二年はリーグ以外にも試合が多くあり、その中でかえって現実的な「勝ち」をのみ視野に入れて戦わなければならなかった状況だったと思う。*1 現実的な勝ちを追えば追うほど、チームを変に動かしにくくなっていたように思うんです。
来季はそうしたものがないからこそ、逆に思い切って、そしてある程度忍耐強く、若手を使ってみることが出来るのじゃないかと。そんな部分にも期待をしていきたいと思っています。



で、最後はこちら。 http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/dec/o20051213_40.htm
相馬ですよ。まあね、ソースが報知なんでね。まあその辺り色々差し引いて読みはしますが、しかし一応記事の中では、リストアップをチーム関係者が複数認めており、身辺調査中とのこと。確かに横浜的にはサイド、特に左サイドの補強は以前から言われていた急務。補強の有力候補として、筆頭に上がって来るのが相馬というのも、素直に頷ける話ではあります。
個人的にも見ていて面白いので好きなのですが、ただ相馬くらいのレベルなら、いざ本人が移籍するとなれば、引く手あまただろう。東京Vのユース育ちで有名だし、なんとなく一徹そうだし(イメージ)。横浜はどうかなぁ…。まあ今月中は交渉権が東京Vにあるそうで、来年頭まで、相馬は頭を悩ませることになりそうです。自分の悔いのないよう、考えて選んだらいい…。
というか、東京Vのストーブリーグが現在襲っている寒波なみに厳寒すぎて、なんかもう噂を見聞きするだけで、ちょっと震えます。あちこちから忍び寄る魔の手*2…、みたいな。あわわわ…。

*1:最初は素人考えで、ACLやA3と試合が沢山あるからこそ、若手の出場機会も増えるかなと思ったのだけど、そういうものでもないんだなと思った。これは岡田さんのやり方によるところもあるだろうと思うけど。

*2:他チームからのオファー