第23節、対神戸戦。

出場停止の隼磨、河合のポジションには、おっくんと勇蔵がスタメン出場。横浜はリーグ再開後、久々に2-0で勝利。また、那須はこの試合の警告で、次節FC東京戦は累積欠場。


昨夜付で上げたエントリでも触れました通り、私、今節のマリノス戦を中継ですら見れていない負けわんこでございますので、自分メモとしての関連記事まとめでございます。

それにしても吃驚なのは、横浜の「シュート総本数2本」という事実。シュート数:2、得点も2。これ即ち、 決 定 率 100 % 。なんと効率的な…! 勿論、実際の試合はそんなに簡単なものではないから、前半に得点をした後は引き気味だったという90分間を乗り切る為に、選手がどれだけ守備に走り、体を張ったか。想像するにあまりある、必死な90分だったのでしょう。
監督コメントにある通り、「決して褒められた内容ではなかった」のかもしれない。「パスをつなぐな」という監督の指示。那須も試合を振り返って、「いつもより引いて前に出なかった」とコメントしている。それでも実際の勝利は、今のチームにとって唯一無二のカンフル剤。なにより『勝ちに徹する』戦い方で挑んで、きちんと『徹しきれた試合』としての意味は決して少なくないはずだ。14本もシュートを浴びての完封勝利であることも、殊に守備陣にとっては大きな手応えになるはずだ。
勝つことの難しくなっていた現状の中で、理想を捨ててでも欲しかったものが、やっと一つ、取り戻せた*1。そんな試合だったのではなかろうか。


中澤は後半途中、右腿裏がつって、かなりしんどい状態のまま、フル出場。「マツに助けてもらった」と、相変わらず気遣いと謙虚が服を着て歩いているような中澤らしさも零しつつ、勿論力強いコメントを残してくれている。

「きつくて何度もベンチを見た。ミスもあって迷惑かけたけど、
 みんな同じ方向を向いた結果。内容より勝ち」

「内容より勝ち」という言葉もそうですが、横浜の選手、「みんな同じ方向を向いた」瞬間が、また新たなスタートってことなんだと思いました。横浜はこれまでずっとそうだった。「このままでは終わらせない」という、決意の気持ちが、確かにそこには漲っている気がします。
恐らく誰よりも、選手達がこの勝ちの意味を知っている。判っているからこそ、この試合、なりふり構わず手に入れたものを、そう簡単に手放しはしないと思う。きっと。少しずつでも、確実に前進している。その手応えを得られたことは、とても大切なことだ。次も「いい」試合をしてくれることを、期待しています。



ゲームレポート色々。
http://www.kanaloco.jp/sports/soccer/0509/jw05091101.html
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2005/09/11/03.html
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200509/st2005091106.html

*1:既に一度は獲得したものを、もう一度「取り戻した」ので、ここでは「手に入れた」とは書かない。それがマリサポクオリティ(本当か?)。