ACL第六節。

 ゲームレポート http://www.so-net.ne.jp/f-marinos/sokuhou/cgi-bin/view.cgi?id=10000259

 試合、楽しかったです。三ツ沢開催の試合では、選手が非常に近くに見えて、試合が見やすくていいですね。まして今日はカテ1で、思い切りメインから見ておりましたので、見やすいなんてものじゃありませんでしたよ。うっかり照れそうになるほど、選手の表情とか仕草が見て取れて、新鮮を通り越し、試合の始まる前の練習の時間には、一瞬呆然としてしまいました。あは(笑)。いつも日産スタでゴール裏だからなぁ。あの距離感覚に慣れんかったとです。嬉しい悲鳴です。
 以下、非常にだらだらと雑感。珍しく試合内容に触れたりしていますが、所詮は素人観戦ですから、そのように差し引いて読まれるといい(なんかえらそう)。


 前半は攻め急ぎの空気。ボール支配率は高いので、相手陣内に攻め入っている時間が大半を占める。しかしクロスは上がるも、案外シュートの意識はそれほど高くなかった印象。クロスをあげて跳ね返され、一度流れが途切れる。零れは拾えていたので、波状攻撃にはなるものの、最後の精度に欠いた。そういう意味では圧倒してに攻めていたが、内容的には攻め切れない・決めきれない前半になってしまっていた。
 前半途中20分ほどの時間帯から、岡田さんが何度かエリアに出てきて*1、隼磨や大橋を呼び、急ぐな落ち着けの指示。松田辺りからも同じ声が上がる。ちなみに岡ちゃんが大橋に出した指示は「ゆっくり! 慌てなくていいから! 足元に一度止めても大丈夫だから! そんなに急がなくていい!」みたいな指示で、その口調と声のトーンが、
雰囲気に押されて急いている小さいお孫さんを諌めるお祖父ちゃん
みたいな空気に満ち満ちており*2、メインのお客さんに思わず場違いな優しい笑いを誘う。
 その後もサイドを何度も抉り、惜しいシーンもあったが、0-0で折り返し。
 ハーフタイムに帯同の選手がスーツ姿で入って来ていた*3。場内お出迎えの仕事の終わったらしいルーキー4人の他にも何人か。記憶に残った辺りでは北野、山瀬弟とノブッキとかがいたような気がする。でもあまりきちんと確認しなかったので、気のせいかもしれない。とりあえず田中裕介見れたよ田中裕介ヽ(;´Д`)ノ*4。そんな選手達と佐伯日菜子さんが和やかに談笑していた。お子さんを抱っこしながら、にこにこする彼女のところにだけ、まるでキャッチライトがあるかのように、文字通りキラキラ明るく光って見えた。女優さん凄い
 後半最初から、オオシに変えて坂田投入。前半から多少落ち着いて可能性を感じる流れになるも、点は入らないまま、じりじりと時間が過ぎる。久保はあと一歩を出すスピードに物足りなさを感じた。まだ本調子には遠そう。ファウルが増えて、セットプレーの回数が増える。惜しいが決めきれず。ドゥトラの得点が入ってから、一気に波に乗って攻撃し始め押せ押せムード。確か山崎と久保の交代直後、立て続けに二点目を奪う。得点をした良治さんは、それがさも当然のことのように淡々としており、それが実に彼らしい感じ。
 ちなみにその交代の間際、相手選手が倒れ、担架を呼ぶ間に選手を代えろと岡田さん激しく四審にアピール。山崎、その指示を見て、一瞬目を瞠って自分を指差す仕草。なんというか、山崎がトラベリングしたみたいな格好だった(笑)*5
 失点以降、相手選手の集中が途切れたのか、間延びか、多少相手カウンターを受けたが、前線からプレスに行き、危ないシーンは作らせない。三点目、おっくんの得点が入り、メイン最上部に観戦に来ていた奥奥さまを振り返る客が出る。反応、正直過ぎと思ったが、私も振り返りたい衝動に駆られたことは、ここだけの秘密だ。
 最後の投入は奥に代えて後藤。ちなみにキャプテン章は坂田を経由して、那須の腕に収まった。しばらく上手く止められず、顎とかで押さえてやっと巻きつけていた。後藤は、あまりボールに触れる機会は多くなかったと思うが、持つと可能性を感じる選手で、今後に期待。山崎が前線から激しくプレス、何度かファウルを貰う。久々の公式戦に対する気合を感じた。怪我ももう全く問題なさそうで一安心。最後はアジアを勝ち取る歌を、試合終了後選手が一人もいなくなるまで、歌い続けた。



 心残りは攻撃陣の得点を見れなかったこと。最初の得点まで時間がかかり、嫌なムードになりそうだったことで、多少不完全燃焼気味の印象を与えたところもあるが、最後にはそのムードを打ち払って三得点無失点。久々の4バックで微妙なズレもあったのかもしれないが、手応えはある試合だったと感じた。とにかく全選手の動きが、連戦が終わってきちんと休養が取れたのだと感じられる動きだったことに、なによりほっとした(苦笑)。また久保山崎の復帰など含め、これからの中断期間の巻き直し、及び中断明けの巻き返しに期待したい。

*1:四審に苦笑顔で「出すぎ」をたしなめられつつ

*2:言い過ぎましたすみませんすみません!

*3:それより前からいたのかもしれないけど、試合中には気付かないので。

*4:田中裕介とは、昨年から横浜に強化指定で加入していた選手。#26を背負うDF。今年のルーキーの中でちょっと期待しているのです。

*5:バスケの審判がトラベリングの際にするジェスチャーは、手をぐるぐると回すものだったはずだ。違うかもしれない。でもまあそんな感じの仕草だったってことだ。