ハチクロ、2話。

 原作に思い入れがあるので、どうしても点が辛くなりがちだけど、アニメの出来としては、決して悪くないなとは思った。今後も見ていくよ。とりあえずローマイヤー先輩が出るまでは、見続けるよ(笑)!
 で、真山はもっとはっちゃけろ。見も世もなく徹底的にぐずぐずにヘタレな真山になる日が、早く来ないかなー。真山は ヘ タ レ て な ん ぼ でしょう。冒頭のおすまし真山じゃ物足りないぜー。


 OPやED等の音楽のチョイスを見るまでもなく、時間帯が浅いことを考えても、(普段アニメを見ないであろう)原作の読者層をメインターゲットに据えている、制作の狙いむんむん。悪くはないけど、アニメを普段多少見ている人の視点で見ると、アニメとしての面白さを追及するなら、もっと方法はあるのかもしれないなどと思ったりもした。
 素人なのであれだけど、たとえば漫画で小さな手書き文字で語っている部分を、そのまま画面に文字として挿入することで(つまり台詞としての間を削ってしまうことで)、単純にテンポアップをすることは可能だろう、とか見ながら考えたりした。ギャグの要素の多いものは、そういう手法でテンポアップしている作品も、多分あると思うのだけど。ハチクロは、そういう手法を敢えて持ち込まない方向で、アニメを普段見ない人に対する「入りやすさ」を作りたいのかも、などと漠然と感じた。

 大概の原作付きアニメの宿命である、「原作の持っているテンポから、どうしても2テンポくらい遅くなる」法則は、ハチクロでも同じだった。ただ、原作の持つテンポより、(アニメ初心者に対しての?)キャラクタと物語を丁寧に描きこみたいのだ、という意思を感じるテンポでもある。狙いを考えると、仕方ないことなのかもしれない。
 とりあえずこれからに期待ー。