ヲタクな話。

 読書の秋なので、アカギを読んでますw ←それ読書じゃない。
 ぼーっとしていて、頭を使う作業が出来ない時は、漫画かテレビがラクだなあ…。あんまりラクになっちゃうのも良くないと思って、あまり見ないように心がけているのだが、新番組が始まると、なんとなくチェックを入れたりしてしまうのであった。そういえば現実逃避にゲームをするという話を、某ブログさんで拝見しましたが。ゲームもそうなのかなぁ。ちなみに私にとってはゲームは難しいものなので、息抜きとしては手出しできないジャンルであります。
 携帯ゲーム機でお外でゲームをしている人を見る度、「すっごいゲームを好きでゲーム対して積極的で、時間を惜しんで一分一秒でもゲームと離れず、がつがつゲームを攻略する人」みたいに思うことがあったけど。多分違うんだね。ゲームに慣れ親しんだ人には、「暇潰し」「ちょっとした現実逃避」の感覚なんだ。と、そんなことに今更、改めて気付いた。ちなみに電車を待ったり、何気なく出来た待ち時間など、私(本を読むほどのやる気ステータスが無い時)は、なんとなく色々と妄想をします★ ブログを真面目にこつこつ更新している方は、多分そういう時間に文章を練ったりするのだろうな。
 という訳で、以下は主に身内向けに、今期ちょっと見た作品などについてだらだらと。

・つーか、実は全然チェキれてないんだけど。


・のだめ。1話を見逃して、ソッコウ諦めました★


ゴーストハント、2話まで視聴。
 小説のどの作品までアニメ化されるかだけ、ちょっと興味がある。いわゆる「悪霊シリーズ」のラスまでは、無理だよね…


デスノート、視聴続行決定。
 今週の放送で、リアルタイム放送に追い付いた。映画前編も週末TVで放送されるらしいから、覚えてれば見る予定。


・いろはにほへと。
 GyaOでなければ絶対見ていた作品だと思うが、どうやってもが見たいが見れない。うちの回線が遅くて紙芝居以下なので…。一番興味があった作品なのにー。のにー。


妖奇士、一話を視聴。
 アニメ製作がBONESだと聞いて興味が沸き、試聴。スタッフや声優陣が私的に豪華。OPがいきものがかり、EDはポルノ。非常に判りやすくキャッチーなチョイス。絵が昔の少女漫画的バタ臭さで、慣れるまでしばらくかかりそうw でも視聴続行の予定。ていうか、カメラ目線で喋んなwww



 ところで、以下はTBSの土曜6時枠の話。ガンダムSEED鋼の錬金術師Blood+といった、アニメには比較的少ない、長いスパンの作品が放送される枠で、今期は上記の妖奇士
 妖奇士のOPは、いきものがかり。既に一部には知名度があるアーティストで、いきものがかりのポップな感じが、作品の1クール目のOPとしては軽快さも出て、口当たりのいいチョイスになったかなと思う。また今回も1クールごとに、話題性ある辺りがタイアップになるんだと思うので、今後どういったアーティストの作品が上がって来るのかには、ちょっとだけ注目。

 私はこの枠の作品を、Blood+くらいしかまともに視聴したことがないのだが、ガンダムSEEDSEED DESTINY?、鋼は、アニメとして人気が出たということ以上に、OPとEDのタイアップに、豪華なアーティストを持ってきて話題性を高めた枠だという印象がある。
 特に鋼はその印象が強くて、どのOP・EDも、大概作品の視聴層の趣味に合うポップさや、特徴を持ったアーティストが選ばれて来て、アーティストにとってもアニメファンは、作品というソフトにお金を払ってくれる優良層だと思うので(苦笑)、どちらにとってもこの枠のタイアップは「おいしい」成功になっていた。

 Blood+も同じ流れを引き継いで、1クール目のOPは高橋瞳という、アニメ主人公と同年齢の新人の女の子を抜擢。またEDは元ちとせのバラードで、これから語られる作品世界を象徴的に語ることに成功した、かもしれない名曲を引っ張ってきた。2クール目がHyde中島美嘉、3クール目がUVERworldアンジェラ・アキかな。どれもそれぞれのアーティストの色と、アニメ作品そのものの色がある程度合致して、元々が人気のある、あるいは話題を呼んでいるアーティストだったこともあり、曲のセールスも結構伸びたのではないかと思われる。

 で、Blood+の4クール目。ジンとKだったのだが。各所で酷評されていたように、私も正直酷評した(苦笑)。というのは、これまで3クールまで続いていた流れを、明らかにジンが断ち切ってしまったと思うから。
 私は、4クール目のOPで流れた、ジンの「雷音」という曲が嫌いなわけではない。女性ボーカルなんだと思うけど、かなりハスキーな感じの男の子のような声で、がなるように歌う。寧ろ単体で聴けばそこそこ普通に好きだ。面白くないアーティストではないし、楽曲としても決して悪くない。ただ、4期目(つまりアニメを締めくくる最後の瞬間に流れる)OPとして、何故、今選ばれたのが、このアーティストのこの曲なのかと。多分、酷評した人は、その部分に納得が行かなかったのではないかと思う。少なくとも私はそうだ。

 恐らくあの枠のアニメ作品は、レコード会社とのタイアップを取ることが前提になっていて、且つレコード会社の売り込みたいアーティストを、レコード会社がピックアップしてきて「次のOPはこのアーティストで!」と、なっているような気がする。アニメーションを作っているサイドとしては、あまりにイメージが異なってしまう内容でもない限り、多分、蹴れない。
 そういう意味で、あの4期のOPは、レコード会社とのタイアップの良し悪しで、圧倒的にアニメが悪いくじを引かされてしまった格好だと、正直思う。これまでの作品のイメージ、OPやEDの持っていた流れをぶった切るチョイス…。そりゃ、酷評もされますよ。4クール目のEDに至っては、話題にすら上がらない。

 しかしアニメ的に「エェェ(´д`)ェェエ?!」と思うと同時に、ジンというアーティストが(あとKも)気の毒だなと思った。たとえば、作品にまだなんのイメージも持ち合わせていない「1クール目のOP」としてなら、このアーティストのこの楽曲でも、そこそこ悪くない評価されたのじゃないかなと思ったからだ。(良い評価ではないかもしれないが…、これはあの作品を見たい人達の趣味を考えると、仕方がない部分もある気がする。ただ予想の範囲内での評価に留められたのではないか)

 往々にしてヲタクの人は、アニメのOPやEDを媒介にして音楽のアーティストを知り、ファンになる。そしてファンになるとしばらくは根強く聴き続ける。また、ソフトに対してお金をきちんと払う種類の人達でもある。CDを購入する人が減っている中、こうした「ソフトをきちんと買って聴く人」は、非常に貴重だ。レコード会社が新人ではなく、既に売れているアーティストでもアニメの主題歌のタイアップを許す(これ、本当に、許すという感覚だと思うんです)ようになったのは、アニメを視聴する層が人数として多く、その層の購買力が馬鹿に出来ないと気付いたからじゃないかと思うんですけど。

 アニメで一つ話題になるタイアップが取れると、そのアーティストはアニメのファンがごっそり付く。少なくともその楽曲については、新人でもセールスが伸びるだろう。だからこそ、特に新人アーティストにとっては、アニメのタイアップで成功するかは非常に大きな問題。知名度だけでも上げられれば、新人アーティストには次が見える。次の作品をどう作らせてもらえるのかが、きっと違ってくる。私はジンというアーティストが新人かどうかも知らないけれども。TBS土曜6時。レコード会社的にもテレビ局的にもアニメーション作品としても、大きな企画だっただろうこの作品。少なくともこのアーティストには、そこで完全に失敗したという結果だけが残った気がする。ただただ、気の毒だ。

 今回の妖奇士のOPとEDがどうなるのか、色んな意味で、動向に注目。