「東京タワー」とスカパラ新譜。

 最近、ちょっと「おお」と思った情報。一つはリリー・フランキー「東京タワー」映画化。もう一つは、先日発売されたスカパラのニューアルバムには、今回も「ワールドカップ非公式テーマソング」が収録されている(笑)、の二本立でお送りします(サザエっぽく)。

 リリー・フランキー「東京タワー」が、松尾スズキ脚本で映画化。オカンは樹木希林さん、オトンは小林薫さん。主演は「オダギリさんのガラス細工のように壊れやすいナイーブさは、主人公と通じるものがある」ということで、オダジョーが起用されるらしい。二十歳を大きく越えた年齢*1の男性を評して、『ガラス細工のように壊れやすいナイーブさ』みたいな言葉を聞いてしまうとと、なんやしらんドキドキするね★ 原作は未だ読まないままですが、その脚本とキャスティングだけで、なんとなく面白そうな予感です。
 そんな映画化の話を聞いて、私が真っ先に思ったことは、『07年春の公開予定に合わせて、何がしか廉価な版型*2で再リリース、あるいはオダジョーの写真を入れた新装丁にして再リリース、出版社うはうは、に一票』ということです。映画化(ないしドラマ化)による新装丁って、何故か8割以上の確立で主演俳優さんの顔写真が入る気がするんだよね。どんなに好きな俳優さんの写真でも、正直引く装丁になってしまうの…。もったいない、変えなきゃいいのに。ちなみに私はこの本と「陰日向に咲く」に関しては、そのうち古本屋で一気に出回るようになるだろうってことで、適当にそれ待ちでございます。おーいえー。



 で、話は7日に発売された、スカパラの新譜の話題に移る。ハナレグミ永積タカシChara甲本ヒロトという名ヴォーカリストを迎えた新・歌モノ三部作を含むフルアルバム『WILD PEACE』。歌モノ三部作というと、四年前に発売されたアルバム『Stompin' On DOWN BEAT ALLEY』に、「DOWN BEAT STOMP 〜2002 world cup unofficial theme song〜」*3が収録されていたことが、この時期だけに思い出される訳ですが! W杯イヤーに発売されるフルアルバムに、「今回なんか入ってないの?」という私の勘繰りを、スカパラはやっぱり裏切らなかった(笑)。
 今回は「DOWN BEAT STOMP」の時のように、敢えて楽曲にワールドカップ非公式テーマソングと銘打つ表記はされていないようですが、「Come on!」がそれに相当する、彼等なりの非公式テーマソングのようです。「応援なんて、大人の都合で『じゃあ何かやりましょう』みたいに決めるものじゃないでしょ。勝手に集まって始めるものでしょ。てことで、俺らはやらされるんじゃなしに、好きで、勝手に応援しますから」というスタンス、実に清々しいです。
 そういえば谷中が「嫌われ松子の一生」に出演しているらしいね。相変わらず芸達者ですこと。

*1:オダジョーは三十路です

*2:新書とか文庫とか

*3:FC東京石川直宏選手チャントになってるアレ