梅田望夫「WEB進化論」

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

 私がはてな利用者だから読んでみた、みたいなことでも別になく。父がたまたま読了したというので借りて、そのまましばらくの間、積読だったのでした。
 こちらも大変興味深い内容で、すごく面白かったです。PCとかネットの世界に全然詳しくないし、普段あまり興味を持って接していない私なので、正直どこまで理解出来るのだろうかと思っていましたが、別にそんなに難しい話はしていなかった(笑)。寧ろ、普段PCを使ってネットの世界に何がしか関わって生活している人と、そうでない人がいる時、この本は、どちらかといえば後者の方の人にもなんとなくおぼろげにでも「ネットに纏わるあれこれがどんな風になっていくのか」みたいなことを、判るように伝える内容になっている、気がする。←だから私でも普通に読めた(笑)。
 ネットのことって、判る人にはなんてことないことでも、判らない人間には本当に何がなにやらさっぱりということが多いし。それを伝える為に費やされる言葉と表現は、どうしても観念的な?方向になりがちな気がしますが。人に簡潔に判りやすく伝える、という行為は、何を説明するにせよ難しいことだなと思います。ただ膨大な量の言葉を費やしただけでは、通じないんだよね。特にこうした新書みたいな本において、言葉は本当にセンスだなと思ったりしました。←既に当該の本とは無関係っぽい感想になっていて申し訳ありませんが! いや関係はある。この本は大変読みやすかった! ということが言いたかったのだ。