レーズンと私。

 おはよう。変な時間に寝てしまって、変な時間に起き出したツチヤです。先週末、父は北海道に行っていたらしく、おうちに北海道土産がありました。六花亭のお菓子詰め合わせと、ロイズの生チョコ。ロイズは抹茶味ですよ。初めて食べた。美味し。しかしあれだ、やっぱりカカオ99%の洗礼を受けた私にとって、ロイズの生チョコ抹茶味は、結構すごい甘さだ…!
 焼き菓子は食感がチョコレートじゃないので、まだベクトルが違うと思えるから、かなり甘くてもわりに平気。不思議だな。でもなかなか食べられないお菓子ではあるので、どちらも美味しく頂いております。むふ。


 ところで私は、小さい頃にはレーズンがかなり大好きだったのに、あることがあって以来大嫌いになったという経験があって。それ以来、レーズンは食べられるけど、進んでは決して食べない食品になってた時期があるよ。
 でも、その後、バターサンドのレーズンは違和感なく食べられることに気付いて、またレーズンが平気になりました。大人になると味覚が変わると言うのもあるかもしれないけど、それ以前に、多分、ずっとそんなに嫌いじゃなかったんだと、今になると思う。

 というのも。あんまり物をよく考えない人間だからか(苦笑)、私はあんまり食べ物の美味しい不味いを特に口にしない(思わない)子供だったんだが。小学校を転校した時、転校先で出された給食の「ぶどうパン」が、目が覚めるほど不味く感じられたのね…。で、子供ってレーズン嫌いだったりする子が多いじゃないですか。だからクラス内でもぶとうパンが出される日は、「嫌だー」という子供が沢山いた訳。だから私もそれを見て、「私もレーズンが嫌いになった」と、疑いなく思っていたのだけど。
 あれはよくよく考えたら、レーズンが不味いというより、レーズン「パン」が不味かったのじゃないかしら…。転校する前の小学校の給食のパンは、おいしくて好きだったのだけど、転校してからの給食のパンはあんまりおいしくないなーって、幼心にずっと思っていて。そういうの、口に出してはいけないなと思うから、在学中にはあまり言わなかったと思うんだけど。でも密かにずっと、小学校の給食のパンが美味しく感じられなかった、という記憶が残ってるんだよね。実は今でも。
 でも好き嫌いは恥ずかしいわよね、と流石に思うようになる二十歳をすぎた頃。やっと食べたレーズンパンだったり、レーズンバターとかレーズン入りの食品は、普通に食べられるし、今まで一度も「不味い」と思ったこともない気がする。寧ろ普通に美味しい。となると、やっぱりあの時食べた給食のぶとうパン。あれが私にとって、特別に興味のない味覚だっただけなのではなかろうかと。そんな風に考えるわけですよ。
 だって、そうじゃなきゃ、なんで私はこんなにレーズン沢山入ってて、且つカロリー高くて甘い「マルセイバターサンド」を、もりもり食えるのかって話じゃないですか(笑)! うん、きっとそうだ。あの時のぶとうパンだけが、なにかの拍子にすごく私好みじゃなかっただけなんだ!

 いや、もしかしたらバターサンドがとりわけ、私にとって美味しいだけなのかもしれないけど。まあ、どうでもいい個人的な考察などしてみたわけであります。