ACLの存在意義。

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/f-sc-tp0-060224-0025.html

 この事態をどう見るかをさておけば。とりあえずJ2とACLの両日程をこなさなければならなかった東京Vにとっては、ACLのグループリーグの対戦が二試合と試合数が減り、また東南アジアとかの遠征もなくなったことで、選手への負担が激減と、良いこと尽くし。
 ホーム&アウェーの二試合で、一発勝負になったという言い方もあるのかもしれませんが、最初から予想されていた「一騎打ち」という言い方も出来そうです。東京Vはグループリーグを突破するには、追い風という気はします。頑張れ。日本のクラブを代表して出るんだから、J2だろうがなんだろうが関係ない。端から言い訳する気もないはずだ。ACLに関してはG大阪と東京Vを応援するぜ。



 それにしても、ACLの存在意義がますます曖昧模糊として来た気がいたします。どこでも言われているようですが、不慮の失格というより、失格になるのを見越した「実際は辞退」という匂いがむんむん…。

 実際戦ってみたチームからしても、遠征は拘束時間が長く辛く、その中で選手は疲弊し、その割りにリターンは少なく、特に強い国のチームと一緒のグループに入ったチームには、あまりメリットが見出せない大会なのかもしれません。そりゃ大会を戦うことで多くの経験はつめるかもしれないけれど、目先のことにもアップアップな状態の場合、「そんな先を見据えて参加出来るほどの余裕はないよ」という反応があっても当然な気すらする…。
 でも運営をしている側では、こうした自体をどう見ていて、今後どうするつもりなんだろうかと思います。ちゃんと考えていかないといけない問題ですよ。横浜は二年連続で参加して、厳しさとか難しさが判っているだけに、他人事じゃない気がします。もっとも私は、じゃあどうすればいいのかというアイディアは、全然湧かないままなんですけど…。
 ACLに参加する意義の一つとしては、優勝すると世界クラブ選手権に出られる、というもがあると思いますけど。こちらも想像通りというかなんと言うか、かなり厳しい赤字が出たようで。先日になって、開催国枠が追加される旨が発表になりました。賛否はあると思う。開催国枠で出場したチームが優勝しちゃったら、大陸王者になって参加したチームってなんなのという感じがする訳ですから。でもあれだけ人が入らない、盛り上がらない大会を開催し続けていくことは、実際困難だと思うし、何か実効性の高い対策が欲しいという気持ちも判らないじゃない…。