逆境の今こそ、希望が必要だ。
で、怪我人続出という話ですよ。今、誰が離脱しているのか、ちょっと瞬時に思い出せないほど、複数の離脱者がいらっしゃいますね。しかも結構過半数がニクバちゃん*1のように記憶しているのですが、どうだったでしょうか。怪我してしまったものは非常に残念なことですが、仕方のないことですから、気持ちを切り替えてしっかり治して、一日も早く戻って来るのを祈るばかりでございます。
これってフィジコが変わってメニューが一新されたからというより、もしかしてここ二年ばかり、まともに強化出来なかったから、体が付いていかなくなってるんじゃないの、と素人考えに思ったりしています。接触プレーで起こる、アクシデント色の強い怪我はああした競技ではどうしようもない部分もあるので、ここでは置くとして。
勿論この時期は、必要があって体を故意に追い込む時期でもあると思うので、毎年どこのチームにも多少の怪我人は出ていると思いますけど、横浜にはとりわけ筋肉系の離脱者が多い気がする。その理由の一つは、もしかしたら実際の肉体とイメージの齟齬があるのかな、という想像をしたという話なんですけれども。
選手にとっては、一番コンディションが整った、「いい状態」の時のイメージが強く頭にあって。「この状況で、これはできる」とか「あと少し速く」とか「あとちょっと前へ行ける」とか。出来る時の状態をイメージして、それぞれのシーンで判断を下している。
今は体を作っている時期だから、当然体が「一番いい状態」には、まだなっていない。だから選手達の頭にあるのは、「この体の感じなら、ここまでのことは出来る」という判断でしょう。それは抜いているということではなくてね。メニューで負荷を掛けているから、「現時点では少しきつい」という内容をこなしている訳で、彼等も多少の無理はするだろうし。その中で彼等が、これくらいまでは行けるだろうと無意識に思っている部分と、実際の体の可動域がズレている。だから体が付いていかなくて、怪我になる、という感じ。
まあ詳しくないので全然見当違いなことかもしれません*2。でもこれは逆を言えば、頭の中で作るプレイのイメージが、現実の肉体より先にあるってことのようにも思えるんですよね。もっと出来る、もっとやれるって無意識下で考えているからこそ、あと一歩の足が出る。それで怪我をしてしまっては仕方がないという言い方もあるでしょうけれども、それでもその一歩が精神的な部分が理由で出て来ないよりは、ずっといい状態に向かっていると、言えるようにも思えます。新しい前進の為の、今は停滞期と考えて、選手の皆さんの調子が整ってくるのを、じっくり焦らず待ちたいと思います。
なんかね、こんな風に考えると選手の皆さんも、新シーズンが待ち遠しくてうずうずしてる裏返しのような気がして、ちょっとこっちもウキウキ出来るじゃないですか。前向き前向き。
怪我人続出、ハード日程。こうした逆境にこそ、前途に希望が必要ですよ。私は怪我人続出の折、ちょっと前に上がった以下の記事など読んで、シーズンに期待を馳せようとしております。
田中裕が初のトップチームでの出場を目指し奮闘とか。「突き抜ける感じがほしいんだよ。今までに味わったことのない」とか。
あー今年こそは田中裕、トップで見たいなー!*3 シーズン後半からと言わず、是非早いうちからベンチ入りを目指して頑張って頂きたい。記事にもある通り、今年からベンチ入り人数が増えるだけに、本当に若手はチャンスですよ!