エイト
- 作者: 上條淳士
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/08
- メディア: コミック
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4巻に掲載されているメッセージによると、「連載形態を甘く見ていた」という主旨のコメントがあり、あのクオリティを保って、作品を掲載紙の締め切りに合わせていくことが、難しかったのかもしれない。
個人的には、「赤×黒」で思わせぶりな脇キャラとして登場したユアンが、成長しておもしろいキャラクタに育って出て来てくれたのが嬉しかった。本編にユアンが絡んで行くのも、まさにこれから、というタイミングでのこの幕引きは、正直、非常に残念…!
ともあれ完結をみなかった本編の代わりに?、出版元の「ご厚情(皮肉)*1」によって、別の物語としての一応の決着を描いているのが、まだ救いか?。もっともこちらは、渋谷区長とエイト(宇田川中)という、判りやすい構図の対決が描かれているのみで、本編ではりめぐらされた伏線は、基本的に一切拾っていない。こちらはこちらでいかにも上條らしさに溢れており、大変面白かったのだが…。
ただ「また機会があれば」というコメントもあったので、いつか完結してくれることを*2期待…! 「SEX」の時も、「赤×黒」の時も年単位で待ちました。そして長い間待った甲斐あって、どちらもきちんと完結した…! 私は諦めないよー。いつか、が来るのを気長に待つことにします。