NHKにようこそ

NHKにようこそ! (角川文庫)

NHKにようこそ! (角川文庫)

 気忙しくて、読みさしたまま、しばらく放置したままだったのを読了。大変かわいらしゅうございました。あまり深く悩まずに読めて、笑えて切ない。

 でもひきこもらーの皆さんには、「痛い」「結構つらい」と身につまされるというご意見もあるようでございます。かくいう私も以前には完全に家を一歩も出られないひきこもらーだった時代があったりする訳ですが、そんなに痛いとかつらいとか、身につまされるという感じでもありませんでした。「ああ、あるある。判る!」とは思った(笑)。「痛い」とか「つらい」と感じるということは、リアルな問題として、本の主人公と自分を比べて読んでいるということな訳で、まるっきり切り分けて読めて、どうとも感じなかった私に、別の問題が発生している気がしないでもない訳ですが。まあとりあえず滝本は楽しいということが確認出来ましたよ。