本棚の整理。

 暑かったですね。とうとう耐え切れなくなってクーラーを付けてしまいました。部屋の掃除は進むどころか、かえって収拾のつかない状況になりつつあります。普通忙しい時なんかには、「とりあえず一番散らかっているここと、あとここだけある程度片付けば、今回はもうそれでいいや」みたいな掃除の仕方もあるじゃないですか。今は差し迫ってやらなければならないこともあるので、そういう感じで適当にとりあえず片付けばよかったんですよ。でもいまや、そんな甘い考えは許されない状態。最後までやらないと、散らかりすぎてまともな生活は送れません。困った…。
 そんな中、本棚と格闘していました。「本棚の整理を始めると必ず爪を折る法則」が、今回も発動中。ヤバいところに深めのヒビが入って、どうしようもないです。うわぁ。毎回折るくらいなら、最初に短くしてから整理を始めなさいよと。あ、あと自分の爪で自分の手を地味に抉っちゃう法則も発動中。

 いやそんな話はともかくとして。本ですよ本。雑誌を一時的に全部床にまとめて積み上げて、改めて単行本や文庫の整理にかかりました。処分するものと、そうでないものを分けつつ、棚に入れ直す。数えてないけど多分100冊は処分対象にして紙袋にまとめたのですが*1。今、本棚に入っている本が、現在の私にとって究極の「捨てられない、重要な位置をしめる本」。この「究極の本」をどれだけ減らせるかが、個人的に非常にスリリングな思考を求められる行為なので、本棚の整理はわりに楽しいです。「そんなに本、持ってません。でも一冊一冊は、自分にとってどれもすごく重要な本なの」というのが、私が求める本所有におけるベターなスタンスです。一年に一度とか、二年に一度、大整理と称する「究極の選択」大会を行うのです。別に嫌いになった訳じゃないけど、今回ここ何年か手放せなかったあの作家とあの作家の漫画を、いよいよ全て手放すことにしました。さようなら○○○。ありがとう○○。ツチヤ家の本棚では、常にシビアなポジション争いが繰り広げられています。その中でここ10年近く、現役でトップを張り続けているのは、世の中的にも名作と称される作品が多くて、やはり名作になる本は基本の地力が違うなと、こういう時に思い知らされます。
 冊数の割合は多分小説と漫画で6:4くらいじゃないかと思うのですが、なにしろ漫画の方が厚くて版型が大きく幅を利かせているので、本棚占拠率としてそう見えるだけかもしれない。数える気になれない。だって面倒臭いし。



 ところで疲れていたのか、低気圧が迫った影響なのか頭も痛くなって、メールチェックもせずにさっさと寝ちゃいましたよ*2。でも一日くらいチェックしなくても平気。最近全然メールでやりとりしてません。世の中と関わらなすぎの人生です。

*1:ダンボール箱に入れてしまうと、かえって重くて移動させるのが大変なので、大きな紙袋にまとめている。現在4袋、どれもぱんぱん。

*2:でも攻殻SAC2の時間に自然に目が覚めた。我ながら自分のヲタク的体内時計に驚いた! しかし素子をゴリラ呼びするバトーの初々しさは貴重な姿で素晴らしいな…。