改めてW杯の凄さを知る。

 毎夜見たい試合目白押しの日々。凄いぞW杯。流石に全ては見きれないので、日本のグループの試合を中心に見られる試合をつまみ食いです。今日の夜には韓国の試合がありますね。
 韓国は注目しているチームの一つ。何故なら朴智星が好きだから(単純)。他にもチョ・ジェジン*1とか安貞桓とか、私にも馴染みのある選手ばかりということもあり、注目しています。チソン、怪我とかあって調子があまり上がっていないと耳にしたのですが、どうなんでしょう。情報をまるで集めていませんが試合には出られるの?



 あとはやはり死のCグループの動向を注目中。個人的にはオランダが嫌いでない気がするので、先日の試合なども面白く観戦しました。よく晴れた空の下、緑のピッチに躍動するオレンジが、目が痛くなりそうなほど眩しかったです(笑)。
 堂々としたパスワーク、そこから生まれるサイドアタック。当たり前といえば当たり前でしょうが、W杯ではどの試合を見ても、一つ一つの動きがJリーグと明らかに違う★ 凄いぞW杯。



 昨日の日本惨敗を受けて、関係企業*2の株価が下がっているらしいですね。決勝トーナメントに行ける可能性が下がったから、電通とか、代表に関わるスポンサーなどの企業は、影響を受けているらしい。凄いぞW杯。
 あれだけの規模の大会だから、企業から見れば間違いなく一つの「市場」になる訳で。ピッチの外で巨額の金銭が動いていることは、勿論判っていることですが。でも改めて、日本代表の勝敗が、日本の経済にまで影響を与えるのだということを聞くと、改めて彼らの背負って立つものの大きさに身震いを覚えずにはいられません。 別に彼らに対して、「日本経済が君達の肩に掛ってるから」と言う人はいないだろうし、彼らにしたってそんなことまで考えて戦っている訳ではないでしょう。でも、それだけ大きな期待が掛ってるいることを、彼らはきっと感じている。彼らには見えない、遠く存在も身近には感じられないような場所から、もしかしたら思いもよらないような人達までが、日本代表の勝利を願って、その動向を注目してる。
 普段、横浜の試合で、何万と入ったスタジアムの歓声やブーイングを背に試合する彼らを見てさえ、どれだけ大変だろうと思うのに。W杯の舞台で、日本代表として試合に臨むのは、一体どれだけのものを背負うことなんだろうね。プレッシャーなんて、もうそんな言葉でくくれないだろうな。あの場所に立つだけで、本当に大変なことなんだ。
 どの競技でも、世界大会に出場する選手が「楽しんできたい」みたいな発言をする選手がいる。これは国を代表して出場する以上、色々なものを背負って戦うことは、彼らにとってそんなことは大前提の、言わなくても当たり前のことだからなのかもしれない。多くの人の期待と注目というあまりにも重い責任を背負って、その上で何が出来るか。「楽しんでプレイすること」、積み上げる荷として、それは最も難しいかもしれないけれど。それが出来れば、間違いなく一番力を発揮出来るだろう。だから彼らの言う「楽しむ」という言葉の一番深いところでは、もしかしたら一個人の愉楽の意味ではないものが横たわっているのかもしれないな。
 日本代表がグループリーグで、どれか一つ勝つとしたら。やっぱり、オーストラリア戦だったと思う。勝ち点の面でも得失点の面でも、追い込まれてしまったのは確か。でも可能性がゼロになった訳じゃない。まだ二試合ある。開き直って次に向かって欲しいなと思います。



 ところで。昨日の試合のパブリックビューイングで、「試合に負けたのに、へらへら笑うな」みたいな言い掛かりを付けて、暴力行為に走った人が出たらしいですね。
 それだけのことで人をいきなり殴るとは思えない*3ので、もしかしたら殴られた方の観戦態度が、あまりにも度を越して悪かったりしたのかとも思いますが。しかしそれでも、人を殴っていいことにはならない訳で。
 …そんなとこまで、凄いぞW杯…。

 常軌を逸した行為は、サッカー自体の評価すら下げかねませんので、冷静に行きましょうね…。熱く燃える情熱は、試合の応援に傾けましょうー。

*1:漢字がまるで思い出せない…

*2:この言い方、適当じゃないかな

*3:思いたくない