山瀬も全体練習参加。

 おはようございます。宮崎キャンプの情報が届いております。オフィシャルが立ちゴケているさなか、カナロコさんのこの情報は大変有難い(笑)。

 J2東京Vからの獲得が発表されたばかりのMF平野が合流してフルメニューをこなしたほか、ここまで腰痛治療のため別メニューで調整していたMF山瀬功も全体練習に参加した。
http://www.kanaloco.jp/sports/soccer/0602/jw06020201.html

 山瀬…! 山瀬が全体練習に参加…!



 横浜の二大・怪我離脱・巨頭*1、久保に続いて、山瀬もとうとう復活…? ああ、山瀬復帰…*2。これは今シーズンは本当に楽しみだ…。春から全体練習にきちんと参加出来る状態になるのって、山瀬にとっては、本当に久しぶりのことではないだろうか。この時期、彼はずっと「長期のリハビリの途中」として、迎えていることが多かったと思うから。折りしも今年岡田マリノスは4年目を迎え、「新しいチーム作り」を目指していく春。体を作り、チームを作るこの時期に、きちんとチームの全体練習に参加出来ることって、きっと選手として意義のある、大きいことだよね。


 先週のキクマリだったかな、選手インタヴューに登場した山瀬が、「アクシデントがなければ、多少なり期待に応えられるのではないかと思う」ということを答えていましたよね。この、「多少なり」とか、「期待に応えられるのでは」という言い回しが、控えめなんだか自信があるんだか、いかにも山瀬らしい、几帳面な表現だなと思って、微笑ましかったんですけれども*3
 だって、「今年はやれると思います」とかじゃないんだよ? 「『多少なり』『期待に応えられるのではないか』」と思ってるんだよ? 山瀬は、彼の話す言葉に対して、本当に機微を感じさせる人だよね…。自分が感じている、昨年よりやれるだろうという実感や何がしかの手応えを、人に伝える為の言葉として選んでくるのが、自分主体の言葉*4でなく、相手主体*5の言葉を選んでくるところが、実に奥ゆかしい…。奥ゆかしいというか、多分自分の考えや感じることを相手に伝える時。自分の言葉が相手の中に与えるものと、実際の自分の感じるところを、出来る限り違和の少ないように話そうとする人なんだね。万一、誤解が生まれてしまった時の何がしかの面倒を思って、そうするのかもしれないけど、多分それ以上に完全主義で、同時にただとても誠実なんだろうなぁ…。何気ない言葉一つ言い回し一つとっても、非常に気を使っている、頭のいい選手なんだなと思う。
 そんな訳で私は山瀬のなんてことないコメント一つにも、異常に神経を働かせて言葉尻まで真剣に耳を傾けてしまう…、相当キモい人間になりつつあります。ごめん山瀬、悪気はない(笑)。

*1:大変失礼です

*2:喜びを噛み締めてみる

*3:でも色紙に書かれた今年の目標が大真面目に、「ケガをしない」だったところは、相変わらず切なさみだれうちだ…

*4:やれる

*5:期待に応える